2018 Fiscal Year Research-status Report
The development and the analysis of novel mice model of NASH-related cancer
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18K15775
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
坂牧 僚 新潟大学, 医歯学系, 助教 (40792289)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | NASHモデルマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はMC4R遺伝子欠損マウスを用いてMaid遺伝子の機能解析を行うことを目的としている。 MC4R遺伝子欠損マウス、Maid遺伝子欠損マウスおよびMC4RおよびMaid両遺伝子欠損マウスについてはそれぞれ作成、生育に成功している。また既報通り当施設においてもMC4R遺伝子欠損マウスに高脂肪食投与を行うことにより肝線維化を来し、NASHモデルとして使用できることを確認できている。 NASHモデルと考えられる高脂肪食投与のMC4R遺伝子欠損マウス、および対象として用いる通常食マウスの準備、育成及び標本摘出は終了しており、今後、摘出した標本を用い、免疫組織化学染色およびウエスタンブロット解析により機能解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
70%部分肝切除は野生型マウスに対しては可能であるものの、遺伝子改変マウスや高脂肪食投与後には再生力が低下するためか高率に死亡してしまい、既報通りの手法では十分な結果が得られない可能性が高い。今後肝切除の割合を軽減するなどの対応が必要である。 MC4RおよびMaid両欠損マウスについては、妊娠しにくく、出生率も低いため、現時点では実験に必要な頭数の準備ができていない。しかし、想定よりゆっくりではあったものの着実に頭数は増えてきている。
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Strategy for Future Research Activity |
実験動物の準備および部分肝切除の条件検討と並行して、現時点で採取しえた検体につき、順次機能解析を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
実験動物の準備が想定より遅れてしまい、2018年度中に機能解析を行うことができなかったため。
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