2020 Fiscal Year Research-status Report
Role of non-coding RNA in hepatocellular carcinoma
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18K15799
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Research Institution | Miyagi Prefectural Hospital Organization Miyagi Cancer Center |
Principal Investigator |
涌井 祐太 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん幹細胞研究部, 特任研究員 (50756939)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 微小環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
Hox Transcript Antisense Intergenic RNA (HOTAIR) は2158 塩基からなるlncRNA である。このRNA はHoxC 遺伝子座(12q13.13) から転写され、離れたターゲット遺伝子群を制御することが知られている。 近年、私たちのグループ(PLoS One, 2013; BBRC, 2013, Scientic Reports,2017)を含め、このHOTAIRは癌における予後不良因子としての報告が相次いでいる。肝臓癌を含むほとんどの癌種において、HOTAIR の発現上昇と予後不良は有意な相関をもつが、なぜHOTAIRが癌の悪性度を高めるのか、その分子機構はよくわかっていない。これまでに、細胞株を用いた実験によって、polycombタンパク下流シグナルからEMT(Epithelial-Mesenchymal Transition)の機序を介して浸潤能を上昇させるとの報告が散見されている。しかし、細胞株および癌種の違いによって、この下流シグナル群の中には正反対の動きをする報告も多い。 最近、 癌組織周囲の免疫系が、癌の進展に大きな影響を与えることが注目されている。TAM (tumor associated macrophage) やMDSC(myeloid derivedsuppressor cells)といった細胞集団が、癌周囲の免疫反応を抑制したり、転移浸潤を補助することによって、癌の悪性度を高めることが知られている。 本年度は、複数の次世代免疫不全マウスに癌を異種移植し、ホストのどの白血球が異種移植に重要な役割を果たすかを検討した。手術検体をマウスに移植し、癌が生着後犠死させ、免疫染色を実施して白血球分画の局在を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書に従って進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
担癌マウスを用いて、微小環境の検討を進める。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により消耗品の納期遅れが頻発した。また、臨床業務が通常より増え、研究時間が減少した。そのため、研究計画を翌年に持ち越しざるを得なかった。
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