2018 Fiscal Year Research-status Report
autologous transplantation of adipose tissue derived mesenchymal stromal cells to the old myocardial infarction heart
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18K15839
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
近藤 尚通 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70797000)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 脂肪間葉系幹細胞 / 細胞移植 / 心筋梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
心筋梗塞によって失われた組織に外的な細胞を補充、長期生着させることで細胞移植治療効果の向上を狙うのが本研究の目的である。移植方法において、最も効果のある細胞移植方法は免疫拒絶反応がないとされる自家移植であると我々は仮定した。脂肪由来間葉系幹細胞(MSC)を用いたマウス自家移植モデルでそれを検討するには多くの技術的課題があったが我々はそれを解決した。本年度は、マウス肩甲骨間より褐色脂肪組織を採取する際に1匹あたりおよそ0.1g以上の褐色脂肪組織を採取すれば、脂肪由来MSCは培養皿上で良好に増殖分化し、十分な細胞数を持つゲル移植片(5×10^5/100μl)が作成できることがわかった。MSCの自家移植モデルは従来の同系移植モデルと比較して良好な移植片の残存が確認された。脂肪由来MSCは特殊培養条件下で自立拍動する筋細胞に分化するが、増殖したMSCを再度ある一定条件下で酵素処理して培養皿に播種しても再度、自立拍動する筋細胞に増殖分化することがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
採取する褐色脂肪組織の量が不十分であると、脂肪由来MSCを培養皿に播種しても移植目的に十分な細胞数になるまでMSCは増殖分化しなかった。心外膜を温存した状態で左肋間からの左冠動脈結紮による心筋梗塞作成手技が安定するのに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
陳旧性心筋梗塞に対する脂肪由来MSCを用いた細胞移植治療による心機能改善効果を検討する。MHCハプロタイプの異なるマウス間での他家移植モデルと比較することで免疫拒絶反応の違いを検討する。
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Causes of Carryover |
実験用モデル動物の購入、飼育費用。培養試薬、抗体試薬などの物品購入費。
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Research Products
(1 results)