2020 Fiscal Year Research-status Report
拡張型心筋症における心筋内への各炎症細胞浸潤の臨床的、病理学的意義の解明
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18K15855
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
中山 貴文 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (00791154)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 拡張型心筋症 / 炎症性拡張型心筋症 / 慢性心筋炎 / 炎症細胞 / リンパ球 / マクロファージ / 樹状細胞 / PD-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
病理学教室へ依頼し染色が終了した症例は、予定の約7割の症例まで進んだ。染色が完了した症例は順次炎症細胞数および線維化率の定量を行っており、染色終了症例の4割まで細胞数のカウントと臨床データの収集が終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
病理学教室へ依頼し染色が終了した症例は、予定の約7割の症例まで進んだ。実際に染色を行ったが染色が不十分であった抗体や、アーチファクトが強く染色しなおした症例などあり、予定症例数すべての染色までは資金が足りない可能性があるが、染色可能な症例まで引き続き処理を継続する。染色が完了した症例は順次炎症細胞数および線維化率の定量を行っており、染色終了症例の4割まで細胞数のカウントと臨床データの収集が終了した。 残りの染色および臨床データの収集を進め、2021年9月にデータが揃い、同年11月に投稿を行う予定としている。
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Strategy for Future Research Activity |
実際の染色に要する費用が見込みより多いが、研究計画の時点で予定していた研究成果の報告を行う学会出張がコロナ禍で不要となった等、可能な限り染色費用へ資金使用を変更し、一人でも多くの症例の染色を予定する。 現在のペースであれば染色終了が7-8月となり、並行しているデータ収集が9月頃に終了する予定である。データの解析を行い、2021年11月に英文報告として投稿を行いたい。
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Causes of Carryover |
本研究の費用は殆どを病理プレパラートの染色で使用している。染色作業の進行に沿って、不足した抗体や作業雑費の支払いが必要となる。染色作業は現在目標の7割程の症例で終了しており、残り約3割の症例の染色が残っている。引き続き助成金で染色可能な症例を順次染色していく。
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