2021 Fiscal Year Research-status Report
拡張型心筋症における心筋内への各炎症細胞浸潤の臨床的、病理学的意義の解明
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18K15855
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
中山 貴文 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00791154)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 拡張型心筋症 / 炎症性拡張型心筋症 / 慢性心筋炎 / 炎症細胞 / リンパ球 / マクロファージ / 樹状細胞 / PD1 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究対象者全てで、予定していた病理染色全てが完了した。149例×10種類以上(染色条件の違いなども含め)の染色があり、順次炎症細胞数の定量を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
染色にアーチファクトがあり定量が困難であった検体や、また以前の報告と比較して明らかに定量結果が解離する染色群などがあった。病理学教室と協議を繰り返し、染色抗体や条件を変更し、適切と思われる染色条件の選定を行うのに最後まで時間と実務労力を要した。 幸い予定していた全ての染色が、資金内の検証にて、適切に染色得られていると判断得られる状況となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は全部で約1500枚に至る染色済のスライドで、炎症細胞の定量を進めていく。現段階では全症例の3.5割程の炎症細胞定量と臨床データの収集が済んでいる。
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Causes of Carryover |
染色結果の確認を行い、染色条件を変更・修正する行程に殆どの研究費を使用した。 最終的には当資金内で望ましい染色条件を全抗体で決定する事ができ、残額17958円となった。残額は学会への参加費や、必要な雑費に充当予定。
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