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2019 Fiscal Year Annual Research Report

The role of microRNA-mediated signaling in peritoneal fibrosis

Research Project

Project/Area Number 18K15994
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

浜崎 敬文  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20617774)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2020-03-31
Keywords腹膜線維化 / マイクロRNA
Outline of Annual Research Achievements

ヒト由来単球系培養細胞であるTHP-1細胞を、PMAとLPSで刺激してマクロファージ(M0、M1細胞)に分化させた。このマクロファージの培養上清中のExosomeを超遠心法を用いて回収し、回収したExosomeにCD63の発現を認めることを確認でき、マクロファージがExosomeを分泌していることが示唆された。マクロファージをExendin-4でTreatした・していない群のExosomeからマイクロRNAをそれぞれ抽出し、代表的なサンプルを用いてアレイ解析を行い、Exendin-4の有無でその発現に差があると思われるマイクロRNAの候補の絞り込みを試みた。
また、C57BL/6マウスを用いて腹膜線維化モデルマウスを作成し、Exendin-4で介入・非介入した後、採材直前に腹膜平衡試験を行って腹膜機能を評価するとともに、腹腔内のExosomeを回収した。回収したExosomeからマイクロRNAを抽出し、代表的なサンプルのアレイ解析を行って、Exendin-4の有無でその発現に差があると考えられるマイクロRNAの候補を絞り込んだ。
培養細胞と動物実験の結果を照らし合わせ、miR-30a-3p, miR-30d, miR-18a, miR-145の3つを、Exendin-4がマクロファージを介して腹膜線維化軽減に寄与する際に変化しており、かつ、マクロファージが分泌していると思われる、マイクロRNA候補と考えられた。
これらの候補マイクロRNAを培養細胞・動物の残りのサンプルで測定したが、残念ながらいずれもその発現に有意差は見られなかった。培養上清中のExosomeがごく微量であるため検出が困難であること、マイクロRNAのアレイ解析を行うサンプル数に限界があったことが影響したと思われた。また、Exosomeに内在するタンパクなどのマイクロRNA以外の物質の検討も必要と思われた。

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Published: 2021-01-27  

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