2019 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of skin metastasis using lymphangiogenesis of adipose-derived stem cells
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18K16062
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| Research Institution | Shimane University |
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Principal Investigator |
林田 健志 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (50599933)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 皮膚がん / リンパ管 / 脂肪由来幹細胞 / 放射線 / リンパ浮腫 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
8週齢雄の近交系（C57BL/6）マウスを用いた。同マウス由来の脂肪幹細胞 は通常の培養で増殖スピードが遅かったため、FGFなどの増殖因子を付与すると培養が安定化した。
マウス左下肢にリンパ浮腫状態を作成し、培養した脂肪由来幹細胞を投与して検討した。リンパ浮腫作成後に経時的に、組織を採取してRT-PCRとELISAを用いて、発現しているサイトカイン（VEGF、TGF、HGF,ｂFGF）を計測し、サイトカインの発現のピークとなる日時が同定できた。しかしながら、リンパ管新生のイニシエーター候補と考えられるサイトカインは同定できておらず、検討が必要である。
リンパ管を同定し、電子顕微鏡によりリンパ管の新生・再生程度を確認した。電子顕微鏡による解析では、リンパ管内皮細胞が内腔に向かって、新生増殖している様子が経時的に観察され、リンパ管の再生程度を3次元的に解析した。
リンパ浮腫モデルマウスを３群にわけて、放射線照射の有無、幹細胞投与の有無で検討をおこなった。組織の線維化の程度を免疫染色などを用いて評価した。幹細胞投与により、組織の線維化が改善され、リンパ管が拡張でき、リンパ管の分裂・増殖がすすむことで、リンパ管の再生が起きていることが確認できた。腫瘍細胞の転移時期の確認を今後行う予定である。
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