2018 Fiscal Year Research-status Report
皮膚悪性腫瘍における予後予測因子としてのCADM1/TSLC1の役割
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18K16071
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
佐々木 奈津子 産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (70745405)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 皮膚腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、CADM-1の免疫染色を行なっている。有棘細胞癌については100例、血管肉腫については30例、乳棒外パジェット病については30例ほど免疫染色を行えた。解析作業を行い、予後因子として最も関連がありそうなものは有棘細胞癌であった。CADM-1は独立した予後規定因子である可能性があり、現在、論文準備中である。 希少がんであるメルケル細胞癌や汗腺腫瘍についてもCADM-1の染色を開始しており、概ね計画通りに進められている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
免疫染色による解析を1年目の目標としていたが、概ね順調に研究は進行できている。
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Strategy for Future Research Activity |
有棘細胞癌について、予後規定因子である可能性が高く、今後、cell lineなどをもちいたin vivo, in vitroの研究を行えればと考えている。また、皮膚の希少がんについても免疫染色を重ねていく予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は試薬が思いの外安く購入でき、残額が出たが、繰り越した金額は次年度の研究費とともにcell lineなどをもちいたin vivoの研究に使用する予定である。
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