2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the molecular pathogenesis of chronic myelomonocytic leukemia
Project/Area Number |
18K16109
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山崎 翔 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00779407)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 慢性骨髄単球性白血病 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性骨髄単球性白血病(CMML)細胞由来iPS細胞にRNA干渉によるSPTA1、SPTBN1といった細胞骨格に関わる遺伝子群の転写抑制実験を行い血球分化させたところ、CMML発症の抑制や遅延に影響が見られなかったため、CRISPR/Cas9システムによるノックアウト実験を行うことにした。 CMML細胞由来iPS細胞にSPTA1、SPTBN1のターゲットサイトを組み込んだpRGEN-U6ベクターとpRGEN-Cas9-EF1aベクターをエレクトロポレーションにより同時に遺伝子導入した。シングルセルレベルで培養し増殖させたところでシーケンス解析を行いノックアウトできていることを確認できたため、この細胞を用いて血球分化能や白血病発症能に変化が起こるかを調べる予定である。 CMML細胞由来iPS細胞と健常者の骨髄細胞由来iPS細胞から血球分化させた造血前駆・幹細胞を用いたメタボローム解析については引き続き試料を準備中である。また、患者さんの臨床検体についても引き続き収集中である。
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