2018 Fiscal Year Research-status Report
Development of predictive marker using immune related cell in breast cancer
| Project/Area Number |
18K16266
|
|---|
| Research Institution | Tokai University |
|---|
Principal Investigator |
新倉 直樹 東海大学, 医学部, 教授 (60459469)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
| Keywords | 乳癌 / 免疫 / 腫瘍浸潤性リンパ球 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
我々は乳癌に浸潤している腫瘍内での免疫関連細胞をマルチカラーフローサイトメーターを用いて解析を行い、腫瘍局所環境での免疫細胞の状態を解明する。さらに免疫染色を用いた病理学的検討、マイクロアレイ解析、RNAシーケンスから免疫関連遺伝子との相関を解明し、乳癌における免疫療法のターゲット分子の同定を行っている。
本研究ではすでに同意を頂き、患者から採取した腫瘍検体をサスペンジョンして細胞単位まで分離し単細胞懸濁液を作成し凍結保存している、さらに末梢血単核球、ホルマリン固定標本を用いて研究を行う。
上記の研究を行うために現在技術補助員が行っている腫瘍検体からの単細胞懸濁液を作成する作業を機械で行うため、研究基盤整備の研究費で自動組織分散・破砕装置(gentleMACS Octo Dissociator)を購入した、この機器のおかげで、従来腫瘍のサスペンジョンに１検体1－２時間かけて行っていたが、１５分程度で行えるようになった。さらに人が行うよりも細胞の回収量が多くなり、研究の進行が加速された。細胞の回収量が多くなったおかげで、残余検体の一部を用いて、他の研究も行えるようになった。研究の途中経過を日本臨床腫瘍学会で報告した。現在検体を国立がんセンター、埼玉医科大学との共同でマルチカラーフローサイトメトリーを行い、免疫関連細胞の解析を行っている。16例の検体はRNAシーケンスをすでに行い結果が出ている。免疫関連細胞の解析を待って、比較検討を行う予定である。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在,すでに収集された検体を国立がんセンター、埼玉医科大学との共同でマルチカラーフローサイトメトリーを行い、免疫関連細胞の解析を行っている。16例の検体はRNAシーケンスをすでに行い結果が出ている。免疫関連細胞の解析を待って、比較検討を行う予定である。
2019年度中には、解析結果を得て、それぞれと比較を行う予定である。
|
| Strategy for Future Research Activity |
16例の検体はRNAシーケンスをすでに行い結果が出ている。免疫関連細胞の解析を待って、比較検討を行う予定である。
|
| Causes of Carryover |
解析費用が予定よりかからなかったため、2019年度の学会発表や論文投稿費に使用予定
|
