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2018 Fiscal Year Research-status Report

Establishment of PDX model in pancreatic neuroendocrine tumor

Research Project

Project/Area Number 18K16345
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

小川 康介  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (40618112)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsPDXモデル / 肝胆膵領域がん
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、肝胆膵領域がんのヒト患者腫瘍を、重度免疫不全マウスに移植するものである。当院ではヒト腫瘍の動物モデル作成は、実験動物センターでは初めての試みであり、
手術室から動物実験室へのヒト腫瘍の持ち込みにはハードルが高く、これを目的とした搬入経路の確保に時間がかかり、実験開始可能な準備が整ったのが2019年3月であり、ここから開始となっている。
肝胆膵領域癌では、術前画像では診断しえなかった肝転移や腹膜播種が術中に判明し、術中に手術中止となることがある。特に本研究の趣旨から、進行がんで腫瘍が比較的大きい症例を選定しており、手術中止となる可能性はあらかじめ想定していた。
2019年度は移植を企図して3例の患者を選定し、同意書に基づいて同意を取得し、手術に臨んだが、2例では術中判断で手術中止となり、結果一例で移植を施行。移植した腫瘍は順調に増殖しており、現在は。現在は症例を蓄積している段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2018年度に10例程度のPDXモデル樹立を目指していたが現時点ではやや遅れている。

本研究は、肝胆膵領域がんのヒト患者腫瘍を、重度免疫不全マウスに移植するものである。肝胆膵領域癌では、術前画像では診断しえなかった肝転移や腹膜播種が術中に判明し、術中に手術中止となることがある。特に本研究の趣旨から、進行がんで腫瘍が比較的大きい症例を選定しており、手術中止となる可能性はあらかじめ想定していた。
また、ヒト腫瘍検体を手術室から新鮮な状態で、高度清潔区域である動物実験施設に持ち込むためには、腫瘍搬入のための整備が必要である。
これらの手続きにより実験開始準備が整ったのは2019年3月であった。

Strategy for Future Research Activity

現時点では、手術室で摘出したヒト腫瘍を、動物実験施設で移植するための搬入経路も確立しており、実験環境が整っているため、あとは症例の蓄積を続けるのみである。

Causes of Carryover

本研究はヒト腫瘍を手術室から動物実験センターへ持ち込む実験系であり、搬入経路・方法を確保し、動物実験計画が承認されたのが2019年3月であった。
このため、実験に必要な物品・マウス購入費等がかかったのは2019年3月分のみである。
一方で計画を遂行するために2019年度分のマウス購入費等の物品代は多くなると予想される。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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