2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of new therapy for colorectal cancer focusing on Dclk1 -Combined treatment with 5FU and Dclk1 inhibitor-
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18K16363
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
竹本 圭宏 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50622213)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 大腸癌 / Dclk1 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞周期の進行に対する5-FU、LRRK単剤、5-FUとLRRKの併用による影響を調べるために、フローサイトメトリー解析を行った。COLO-320細胞を24時間、血清飢餓状態にして、G0/G1期に同調させ、次に、無血清RPMI1640培地をコントロール(DMSO)、5-FU、LRRK単剤、または5-FUとLRRKを含むRPMI1640 10%FBS培地に置換した。48時間培養した後、細胞周期およびDNA損傷解析を行った。5-FU単剤処理は、S期での細胞周期の停止を誘導し、LRRK単剤処理はコントロールと比較してG2/M期における細胞の割合を増加させた。注目すべきことに、5-FUとLRRKの併用処理は、5-FU誘導性のS期での細胞周期の停止を解除した。さらに、DNA損傷マーカーとして、γ-H2AヒストンファミリーメンバーX(γ-H2AX)陽性細胞の割合を調べたところ、γ-H2AX陽性細胞の割合は、コントロールと比較して5-FU単剤処理後に増加したが、LRRK単剤処理後にはほとんど変化しなかった。予想に反して、5-FU単剤処理と比較して、5-FUとLRRKの併用処理後はγ-H2AX陽性細胞の割合が減少した。 アポトーシスに対する5-FU、LRRK単剤、 5-FUとLRRKの併用による影響を調べるために、COLO-320細胞をコントロール(DMSO)、5-FU、LRRK単剤、5-FUとLRRKの併用で48時間処理した後、ウェスタンブロッティング解析を行った。5-FUとLRRKの併用処理は、5-FUまたはLRRKによる単剤処理と比較して、PARP-1切断を誘導しなかった。
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