2019 Fiscal Year Research-status Report
免疫チェックポイント阻害薬併用凍結療法の腫瘍免疫変調効果の検討
Project/Area Number |
18K16429
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
山内 良兼 帝京大学, 医学部, 助教 (30445390)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 腫瘍周囲環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトサンプルに於けるフローサイトメトリーによるMDSCの解析はFicoll処理後のPBMCからCD11b+ HLA-DRlow/- CD14-CD15+細胞をPMN-MDSC、CD11b+ HLA-DRlow/- CD14+ CD15-細胞をM-MDSCとしてゲーティングすることにより実現できている。抗PD-1抗体であるニボルマブを投与されているヒト肺癌患者の血液サンプルにおいて、T細胞およびMDSCの活性を測定を継続的に実施している。また、免疫機能解析マウスモデルの作成を行った。皮下腫瘍モデルマウスに対し抗マウスPD-1抗体を投与して、臨床サンプルでの結果と同様な効果をマウス血液サンプルで確認することを試みている。さらに、ヒトサンプルでのLuminex assay結果をもとに、ELISPOTで認識されるがん特異抗原に反応するT細胞とサイトカインの関係についても検討し、作用しているサイトカインについても検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
免疫機能解析マウスモデルの確立が未だできていないため、モデルを用いた凍結療法効果の解析に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
免疫機能解析マウスモデルの確立を急ぐ。そのために研究協力者の助言などを仰ぎ検討を繰り返す。
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Causes of Carryover |
他の研究費で既に購入していた抗体などを用いて実験を行っていたため、予定よりも使用学が少なく経過している。
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