2018 Fiscal Year Research-status Report
Development of selective ultrasound-guided nerve block for frozen shoulder and application program designed to show nerve innervation
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18K16434
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
臼井 要介 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30791850)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 超音波ガイド下神経ブロック / 超音波地図 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度はこれまでの私の解剖学的研究を踏まえ,複数のベンダーと超音波地図(USU Map)の作成を開始した.USU Mapは克誠堂出版社と共立アイコム社と共同で今後も開発する.われわれはさらに,この超音波地図(USU Map)を穿刺中にリアルタイムで参照かつ,術者の視野にヘッドアップディスプレイで表示することを試みる.それはVirtual Reality (VR)技術を発展させたAugmented Reality (AR)技術や,VRとARを両方使用するMixed Reality (MR)技術を用いて,CGなどで作られた人工的な仮想世界に現実世界の情報を取込み,仮想世界と現実世界と融合させた超音波地図(USU Map)を実装する超音波診断装置を開発することである.われわれは超音波診断装置のメーカであるFUJIFILM社とディスプレイのメーカであるEPSON社とヘッドアップディスプレイデバイスの開発に着手した.その中で素材として,NTTドコモの子会社であるTeamlab body社のデータ購入・利用を計画しており,現在,同社に打診中である.このデータの利点は国内開発であること,骨格の動きが滑らかであること,MRへの展開が可能であることである.またわれわれは,超音波地図を応用した解剖模型を作成・製品化する試みも開始した.現在,模型制作会社に共同研究を打診する準備をしているところである.最初は臨床で頻用される腕神経叢ブロックでの使用を想定し,既存の上肢の模型を購入して,試作品を作成する試みを開始した.アプリに代表されるソフト面だけではなく,ハード面でも新しいものを開発することになった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多くの企業と協議を進め,アプリの作成は順調である.
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度はこれまでのUSU Map作成をさらに推進して,アプリの開発を終える予定である.また,MR技術による新しいデバイスの開発や解剖模型の開発も複数のベンダーと行い,臨床治験開始へ繋げてゆくロードマップを描いている.
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Causes of Carryover |
予定していたアプリ開発に係る費用の支払い時期が2019年度となるため.
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Research Products
(15 results)