2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of selective ultrasound-guided nerve block for frozen shoulder and application program designed to show nerve innervation
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18K16434
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
臼井 要介 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30791850)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 超音波ガイド下神経ブロック / 超音波地図 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
凍結肩はその機序がほとんど判っていない慢性疼痛疾患であり，患者には対症療法や保存的治療しか提供できていない．われわれは科研費の助成により，超音波診断装置による凍結肩の神経ブロックの理論・手技が確立した．その要諦は肩関節の痛みにより過緊張となった拮抗筋に対する選択的神経ブロックと，その後の運動療法である．従来，肩関節の可動域は肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の総合運動のため，主動作筋と拮抗筋の運動を把握しにくく，拮抗筋に対する選択的神経ブロックの選択は困難であった．われわれは肩の運動を肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節に分類し，前方挙上，側方挙上，結帯運動の三方向の運動について評価すべきであることを新たに発見した．すなわち前方挙上，側方挙上，結帯運動それぞれの可動域低下に対し，その支配神経の選択的神経ブロックを行うのが有効な治療戦略である．またわれわれはこの治療戦略を普及するために，超音波走査に特化した解剖図譜(超音波地図)を作成した．この超音波地図はスマートフォン，タブレットでの使用を念頭に商用アプリとして社会実装することができた．
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