2019 Fiscal Year Research-status Report
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18K16452
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
住江 誠 九州大学, 医学研究院, 助教 (60792918)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | グリシン / 興奮性シナプス後電流 |
Outline of Annual Research Achievements |
5~8週のラットにウレタンを腹腔内投与し、キシロカインで表面麻酔を行った後に脊髄のスライス標本を作製した。スライス標本の脊髄後角細胞からホールセルパッチクランプ記録を行った。シナプス後電流の記録開始後にグリシンを灌流投与し、変化を観察した。0.1mMの投与で興奮性シナプス後電流の頻度はほとんど変化を認めなかった(97±2% of contorl)。8mMの投与では興奮性シナプス後電流の頻度が抑制され(13±3% of contorl)、その変化はグリシン受容体拮抗薬である10μMのストリキニンで拮抗されることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究にかけるエフォートが減少したため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の進捗状況がやや遅れているため、延長申請を行い受理された。ナトリウムチャネルブロッカーであるテトロドトキシン投与下で、自発性の興奮性シナプス後電流(miniatureEPSC)の観察を検討する。またこれまでに得られたデーターの解析を行う。
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Causes of Carryover |
研究計画に遅延が生じたため、延長申請を行った。引き続き物品費(消耗品費用)を中心に研究計画を遂行する予定である。
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