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2018 Fiscal Year Research-status Report

神経障害性疼痛への間欠的高周波照射とトラマドールの併用療法の有効性及び機序の検討

Research Project

Project/Area Number 18K16455
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

日高 康太郎  宮崎大学, 医学部, 助教 (20750392)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsPulsed Radiofrequency / Tramadol併用
Outline of Annual Research Achievements

Resiniferatoxin(RTX)(200μg/kg)の腹腔内投与により作成した神経障害性疼痛モデルラットに対し2週後にTramadol(20mg/kg)の腹腔内投与を連日7日行い右坐骨神経にPulsed Radiofrequency(PRF)を施行したT3群と、4週後にTramadolを連日投与し右坐骨神経にPRFを施行したT5群とにおいてそれぞれ左脚をコントロール群として比較した。結果はPRFを施行していない左脚の閾値も改善していたため有意差を認めなかった。このためTramadolの効果が弱まるとされるTramadol投与終了後7日以降を目安にPRFを行うよう以下のように計画を変更した。
RTX投与2週後からTramadolを連日7日投与し、Tramadol投与終了2週後(RTX投与5週後)に右坐骨神経にPRFを施行するT3群とRTX投与3週後からTramadolを連日7日間投与し、Tramadol投与終了1週後(RTX投与5週後)に右坐骨神経にPRFを施行するT4群を設け、それぞれ左脚をコントロール群として比較した。この結果、右脚と左脚の疼痛閾値に差が生じ、T3群はn=4の段階でRTX投与7週目と8週目に有意差(p<0.05)をもってPRFの効果を認め、T4群もn=4の段階で8週目と9週目に有意差(p<0.05)をもってPRFの効果を認めた。この結果はRTXにより発症したアロディニアをTramadolで事前に改善させることがPRFが有効である期間を延長させる可能性を示唆していると考える。また、両群の差は、T4群においてはTramadolの効果がPRFを施行しない左足にも残っていた結果、PRF直後には治療効果の有意差が現れなかったものと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

行動実験で有意差を認める結果がでなかったため計画の改変を余儀なくされた。行動実験は進み始めたが、WesternBlottなどのタンパク発現の調査を行えていない。

Strategy for Future Research Activity

行動実験ではRTX投与により誘導された痛覚過敏をTramadolで一時的に改善させると、以前の研究ではPRFの改善効果を認めないとされる時期(RTXから5週後以降)にPRFを行っても痛覚過敏を改善させる、という傾向が示唆された。今後は頭数を増やして傾向をさらに確認するとともに、後根神経節のタンパク発現を調査することによってその機序の解明を図る。

Causes of Carryover

必要物品は概ね入手できた。前年度の残額では現在必要な物品を購入できなかったため次年度分と合わせて研究費に充てる計画である。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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