2021 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of the lung injury and ventilation by dynamic CT and Electrical impedance tomography
Project/Area Number |
18K16506
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
小野寺 悠 山形大学, 医学部, 助教 (30594329)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ARDS / EIT / Dynamic CT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は呼吸不全の患者をCT室まで移動させる必要がありCOVID-19のパンデミックにより患者、医療者の安全性を担保するため対象となる症例を集めることが困難となった。パンデミックが落ち着いたところで医療スタッフに余裕ができ、症例を再度集めることができるようになることを期待していたが難しかった。 その間行っていた研究としてパンデミック前に収集した数例のデータからは安静時の換気ではElectrical Impedance Tomography (EIT)を用いて含気の変化はとらえられるもののDynamicCTではCT値の変化は大きくなくより変化の大きい換気様式での比較が必要と予想された。そこで日常診療で行われている肺胞リクルートメントやPEEP titration等による含気の変化の大きさをEITを用いて観察しどのような換気が肺の動きが大きくDynamic CTでも大きな変化が期待できそうか検討したところ安静時の換気よりも大きな変化が期待できそうだった。 研究期間内にCOVID-19のパンデミックの収束のめどが立たず、当初の予定通りEITとDynamic CTを同時に撮影、比較する症例を集めることができなかったが今後同様の検討を行う際の礎となるデータは得られた。
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