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2018 Fiscal Year Research-status Report

骨格筋内AMP活性化酵素は敗血症予後と関連するか

Research Project

Project/Area Number 18K16519
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

菊池 聡  愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (00467854)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsAMPK / 敗血症 / 骨格筋
Outline of Annual Research Achievements

敗血症は感染に対する宿主生体反応の調整不全による生命を脅かす臓器障害と定義される。宿主生体反応の調整不全には、代謝の中心的役割を果たすAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)が大きくかかわっていると予想する。AMPKはエネルギーセンサーと言われ、敗血症のような、エネルギーが消費される状況で活性化され、生体の恒常性を調節している。マウスでの実験では、AMPKを中心とした、エネルギー調節が障害されることにより、臓器障害が進み、多臓器不全によって、予後が悪くなることが現在までの研究で証明されている。AMPKは体中ほぼすべての臓器に発現しているが、敗血症時にはどの臓器でのAMPKが生命予後にかかわってくるのかはいまだ明らかにはなっていない。我々は臨床経験上、術後、離床ができる患者は比較的予後が良いことより、骨格筋内のAMPKが生命予後に大きくかかわっているのではないかと考えている。現在C57BLマウスをもちいて基礎実験を行っている。C557BLマウスを購入し、全身麻酔下に敗血症モデルとしてよく行われる、盲腸結紮穿刺を行い、敗血症モデルを作成した。糖尿病薬としてよく臨床でも使われている、APMK活性化剤であるメトフォルミンを投与する治療群とメトフォルミンを投与しない敗血症群に分け、24時間後に犠牲死させて、骨格筋、心臓、肺、肝臓、血液を採取し、保存し、現在各臓器から蛋白抽出し保存している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

動物実験の申請から許可までが時間がかかったため。

Strategy for Future Research Activity

今後採取した臓器を蛋白抽出し、AMPKの経路をWestern blotで解析するとともに、心筋、骨格筋内のミトコンドリアの形態や機能解析を行う予定です。

Causes of Carryover

動物実験の許可に時間がかかり、当年度の実験開始が遅れたことにより物品購入額が少なくなったため。次年度にはマウス購入やウェスタンブロットに使用する抗体や備品を購入するために使用します。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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