2018 Fiscal Year Research-status Report
集中治療後症候群の早期診断のためのウェアラブルによるICU患者継続的モニタリング
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18K16536
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
江角 亮 三重大学, 医学部附属病院, 医員 (50813028)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | PICS / スマートウオッチ / ICU症候群 / ICUAW |
Outline of Annual Research Achievements |
集中治療室(ICU)を生存退室し、退院まで至った患者にPICS(Post Intensive Care Syndrome, 集中治療後症候群)と呼ばれるメンタルヘルス障害、認知機能障害、身体機能障害を3大症候とする後遺症を発症することが最近認識され始めた。しかし退院したICU後患者を十分にフォローアップし、PICSを早期発見ことは困難である。本研究ではまず、実際にどの程度のPICSが発症しているかICUを退室した患者のフォローを通して、実数把握を行う。 また、ICU退室患者の継続的モニタリング・システムを構築するためにスマートウオッチを用いてボランテイアから心拍数、活動度などPICS把握のために必要な臨床データを取得した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理審査通過のために数ヶ月の期間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
ICU退室患者のPICS関連3大症候(メンタルヘルス障害、認知障害、運動機能障害)の発症状況をアンケート調査で網羅的に調査する。 同時にスマートウオッチを用いて、これらの障害とスマートウオッチで検知できるバイタルサインの変動との相関を調査する。
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Causes of Carryover |
スマートウオッチでの計測の前にPICS実態調査のためにアンケート調査を行う方針とした。そのためスマートウオッチの購入のための予算を来年度に持ち越す。
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Research Products
(8 results)