2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of In-Hospital Emergency System and Early Warning Score in Japan
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18K16548
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
内藤 貴基 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30814628)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | NEWS / Machine learning / Rapid Response System / 院内心停止 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年から新しいレジストリに4,489件(2020年3月現在)の登録がされている。2019年は各施設データフィードバックを8回行い、データ解析を行ったものを2回各施設に送り、医療の質改善のために活用していただいた。 レジストリデータを用いて既存のNational Early Warning Soreも有効性を解析した。この解析結果は、2020年3月に開催されたSociety of Critical Care MedicineのAnnual congress (Orland)にて発表した。この研究では機械学習を用いた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
すでに他国で開発された早期警告スコアの有用性と、我が国における問題点の解析が終了した。機械学習を用いた解析も、各項目の30日死亡への重み付けを解析する上で良好な成績を示した。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、既存のスコアの我が国における有用性の解析結果を海外雑誌に投稿する。 また、レジストリを用いた我が国独自の早期警告スコアの開発が本研究の主な目的であるが、今回はすでに開発されたスコアで用いられている7項目の検討であった。さらにスコアの精度を向上させるために、より精度の高い、新しいレジストリを用いて、かつ項目数を増加して解析を行う。
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Causes of Carryover |
既存のスコアリングと、新しいスコアリングの比較が必要であったが、そもそも既存のスコアリングが我が国で妥当性検証がされていないため、前段階の研究としてこの解析を行い、学会発表を行った。そのために当初予定していたよりも2020年度に資金が必要であるため残額が生じた。 2020年度の助成金は既存のスコアリングの我が国における有用性の解析結果を海外雑誌に投稿するため、英文校正や論文投稿費用に使用する。また、新しいスコアリングの開発、解析のために使用する予定である。
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