2018 Fiscal Year Research-status Report
くも膜下出血の新規予後予測アプローチと、急性期脳損傷に対する革新的応用治療の開発
Project/Area Number |
18K16566
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
高瀬 創 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (00549975)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | くも膜下出血 / 急性期脳損傷 / 分子メカニズム / 血管内皮 / 神経炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、くも膜下出血急性期における炎症性微小環境メカニズムの解析を行っている。また、究極的には、それに基づいた新たな神経予後予測法への応用と新規の治療アプローチの開発を目指している。 当初の2018年度目標のうち、Ⅰ) サンプルと関連データの回収、Ⅱ-1) in-vitro実験による細胞間メカニズムの解析 に関しては滞りなく進行し終了した。残る Ⅱ-2)モデル動物作成 は進行中、Ⅱ-3)低分子化合物作成 は予定を検討中である。 また、2019年度に予定していた Ⅰ-2)臨床サンプルの定量と臨床データ解析 は予定を前倒しして実施し、終了した。 これまでの臨床データとin-vitro実験結果をまとめて、現在、国際誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
in-vitro実験の方向性に関して、再検討の結果、多少の変更はあったが、概ね予定通り進行した。 当初は、a) 臨床サンプルの解析と臨床データの相関性解析、b) in-vitroにおける分子メカニズム探求のための実験、c) 低分子化合物開発とin-vivoでの治療実験、をまとめて論文化の予定であった。しかしながら、c) の労力が甚大であることを考慮して、2018年度でa)b)が終了したことをうけ、現時点での結果を論文化して投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、投稿論文の修正を行いつつ、できる限り c) 低分子化合物開発とin-vivoでの治療実験 にシフトしていく予定である。
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Causes of Carryover |
1) 細胞実験に関する経費は国際共同研究によって賄うことが可能であったため。 2) 動物実験の実施を先送りしたため。 上記理由により余剰金が生じた。 今後の動物実験や関連する研究展開に使用する。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Three-dimensional multimodality fusion imaging as an educational and planning tool for deep-seated meningiomas.2018
Author(s)
Sato M, Tateishi K, Murata H, Kin T, Suenaga J, Takase H, Yoneyama T, Nishii T, Tateishi U, Yamamoto T, Saito N, Inoue T, Kawahara N.
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Journal Title
Br J Neurosurg.
Volume: 26
Pages: 1-7
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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