2019 Fiscal Year Research-status Report
健診システムを利用した疾患特異的cohort作成による手指変形性関節症の病態解明
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18K16620
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中川 泰伸 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30801633)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 手指変形性関節症 / Hand OA / コホート / 新城市 / 奥三河メディカルバレープロジェクト |
Outline of Annual Research Achievements |
手指変形性関節症(Hand OA)に特異的な患者立脚型評価票であるFunctional index for Hand Osteoarthritis(FIHOA)の日本語版作成後、国内16施設と協力し、計204名のhand OA患者のデータを前向きに収集した。日本語版FIHOAの妥当性検証を実施し、英文による結果の公表を終了した(doi:10.1186/s12891-020-03193-6)。本研究成果については、今年度の第62回日本手外科学会、Osteoarthritis Research Society International(世界関節症学会 Toronto)、EULAR 2019 (ヨーロッパリウマチ学会 Madrid)でそれぞれ海外発表を行っている。 第92回日本整形外科学会総会においはシンポジストとして「手指の変形性関節症に対する保存療法-薬物療法と装具療法-」をテーマに演題発表を行い、一般整形外科医師へ向けてHand OAの治療に対する最新の知見と、治療の実際を紹介した。 現在のHand OA患者コホート作成の進捗について、我々は新城市との提携を「奥三河メディカルバレープロジェクト」として、産官学の連携を深め、健康寿命の延伸や労働環境改善を目標とした複合的な研究基盤に発展させた。一般住民を対象としたコホートについては、hand OAのみならず、他の筋骨格系疾患も同時に調査を行うこととしている。新城病院の協力のもとに参加者収集の調整を行っている。現在、手外科以外の領域の研究者も招きながら、新城市にて2-3ヶ月に1回程度の定期的な研修会を開催している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定通り、日本語版FIHOAの妥当性検証について、publicationを終えた。新城市の一般住民を対象としたコホート作成については、新城市民病院との連携のもとで現在進行中である。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、新城市と「奥三河メディカルバレープロジェクト」の連携をもとに、hand OA患者のデータベース構築を継続していく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの影響にて、年度末に予定されていた会合が中止になったため。名古屋大学では令和2年2月26日 付けの通知にて、「学外者が参加する会議やイベント等は、原則、中止または延期する。」旨の通知が出された。
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Research Products
(8 results)