2020 Fiscal Year Annual Research Report
A hand OA-specific cohort from Okumikawa medical valley project
Project/Area Number |
18K16620
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中川 泰伸 名古屋大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30801633)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 手指変形性関節症 / hand OA / コホート / 奥三河プロジェクト / システマティック・レビュー / メタアナリシス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は手指変形性関節症(Hand OA)の特異的な患者立脚型評価票Functional index for Hand Osteoarthritis(FIHOA)の日本語版作成、妥当性評価の実施、日本人hand OAコホート作成による病態解明を目的としている。 FIHOAに関しては、翻訳と日本人患者による妥当性評価を終え、英語論文化を行なった。また、成果物は日本手外科学会機能評価委員会にて、国内hand OA患者に対する手の機能評価法として正式に採用されることとなった。今後、学会連携の研究での幅広い活用が期待される(http://www.jssh.or.jp/doctor/jp/publication/kinouhyouka.html)。 Hand OA患者コホート作成については、当医局で進めている新城市との提携事業「奥三河メディカルバレープロジェクト」(産官学の連携を深め、健康寿命の延伸や労働環境改善を目標とした複合的な研究基盤)の一環として計画を進めた。令和2年度は、コロナ禍の影響もあり、患者リクルート、定期ミーティングが難航した。現在はweb会議システムを使用し、施設間の連絡調整、審議を行なっている。 患者リクルートが困難となってしまった期間を利用して、hand OAの臨床研究デザインに対するシステマティック・レビュー、メタアナリシスを行なった。本研究の結果、コントロールに対する治療方法の選択が、対象群のeffect sizeに影響していることを示した。本成果を英語論文化した(Choice of control group treatments in hand osteoarthritis trials: a systematic review and meta-analysis)。
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Research Products
(4 results)