2018 Fiscal Year Research-status Report
For treatment of knee osteoarthritis with HAS2 transgene
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18K16655
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
石塚 真哉 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40813316)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | Osteoarthritis / Hyaluronan / HAS2 |
Outline of Annual Research Achievements |
<HAS2の抗炎症作用に関する国際学会での発表> 今回計画している研究の基盤となっている軟骨細胞におけるHAS2過剰発現による抗炎症作用に関する研究を米国整形外科基礎学会で口演発表(ORS 2018で発表、Title: HAS2 Overexpression in Chondrocytes Downregulates Cytokine Activated Metabolism) <OA model rat/mouseの作成手技の確立>過去の文献において経過でOAを発症することが示されているmouseを用いたDestabilization of the medial meniscus (DMM) OA model mouseを作成する手技の確立した。 <DMM mouseに対する関節注射手技の確立> DMM OA model mouseを作成後膝関節内に我々のグループにおける過去のin vitroの研究で抗炎症作用が示されている4-MUを投与し、2,4,8週で組織学的にその効果を確認した。隔週数において、OARSI scoreが4-MU投与群で優位に減少し、8週において骨棘形成が抑制されていることが示された。この研究に関しても現在論文を執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
in vivoの実験において施設使用の申請や、動物種の選択、手術を行うための麻酔手技の確立や手術そのものの習熟に想定していた以上の時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通りDMM mouseを作成し、Virus vectorを投与し、遺伝子導入の可否を確認する。また得られたデータをもとにHAS2 の遺伝子導入によるラット膝関節内でのヒアルロン酸濃度の上昇、分子量の定量とOAに対する抗炎症作用の有無を検証する。 具体的には、DMM OA model ratを作成後、前年度得られた結果をもとにAd-tet-HAS2もしくはAAV-tet-HAS2を膝関節内に投与、ドキシサイクリンを経口投与後に2, 4, 8, 12週で膝関節の組織切片を作成、膝関節内でのヒアルロン酸の産生をHyaluronan binding protein (HABP) 染色にて評価、ヒアルロン酸の分子量をHA-ELISAで評価、またHE染色、サフラニンO染色でOAの進行度を評価する。また免疫組織化学染色でMMP13、ADAMTS-4の発現の評価を行いHAS2 の過剰発現による抗炎症作用に関する評価を行う。
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Causes of Carryover |
今年度予定していた実験が予定よりやや遅れているためいくつかを次年度に持ち越すこととなった。遅れている理由は前述のごとくである。 具体的にはマウスを用いたin vivoの実験で、マウスにDMMを作成したOAモデルマウスの膝関節内にHAS2の過剰発現のためのウイルスベクターを注射し、内服でウイルス発現効果を確認する段階から次年度に持ち越すこととなった。
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Research Products
(1 results)