2018 Fiscal Year Research-status Report
Association of Disuse Bladder Atrophy and Proteolytic Digestion of Smooth Muscle in Urinary Diverion rat
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18K16689
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
今井 佑樹 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (10622409)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 膀胱萎縮 / 筋委縮関連遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は尿路変更ラットを継続的に作成し、安定してつくることができることを確認した。さらにrealtime PCRの手法を用いて、膀胱の未使用状況における時間の経過により、筋委縮関連遺伝子であるAtrogin-1やMuRF-1などの発現の変化を捉えることに成功をしている。骨格筋における廃用性萎縮と同様に数日で発現が最高となり、その後平均近くまで発現が下がることが確認されている。膀胱の重量は時間がたつごとに減少を認めており、膀胱を使用していない状況にて膀胱が時間とともに萎縮を起こしていることが認められた。今回の尿路変更モデルのラットは、尿路変更を行うために1匹につき1.5~2時間の手術が必要であり、数を作るのが難しい状況である。現在他の方法で同じような状況が作れないかも検討を行っている。来年度以降はAtrogin-1やMuRF-1の発現の時期を参考にして、実際のタンパク質発現や免疫染色による染色などにより正確な発現部位、萎縮の状態などを検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
尿路変更ラットを安定して作るようにはできたが、手術に時間がかかるため数が多くできず、予想以上に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
より多くの検体を集め、タンパク質発現や免疫染色による染色などにより正確な発現部位、萎縮の状態などを評価する
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Causes of Carryover |
尿路変更ラットの作成に時間がかかり、研究のスピードが遅れたため繰越金が生じている。今後予定通りの実験を進め、データ解析等により消耗品が必要となるため繰越金で補填する予定である。
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