Periostin production from human nasal epithelial cells and its influence

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K16859
• Research Institution: Showa University
• Principal Investigator: 洲崎 勲夫 昭和大学, 医学部, 講師 (20791370)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 慢性副鼻腔炎 / 気管支喘息 / ペリオスチン / バイオマーカー / 粘液産生

Outline of Annual Research Achievements

本研究課題の核心をなす学術的「問い」の2としていた、「ペリオスチンは鼻粘膜上皮において病態増悪因子として働くのか」という点に関しての検討の細胞培養実験は部分的に終了しているが、まだ進行途中の実験も存在する。ペリオスチンは鼻粘膜上皮からの炎症性物質の産生に対して促進的に働くプレリミナリーなデータが出ており、気道炎症性疾患に対して増悪因子として働く可能性が示唆されつつある。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究課題では2つの主な研究目的課題を挙げており、そのうちの1つについては実験や解析がほぼ予想に近い結果をえれている。しかし2つ目については全ての検討項目が終了したわけではなく、追加検討中の状況である。申請期間を2021年度まで期間の延長申請を行ったため、進捗はやや遅れてい ると考える。

Strategy for Future Research Activity

本研究課題の核心をなす学術的「問い」の2としていた「ぺリオスチンの杯細胞化生・粘液産生・リモデリング因子への影響の検討」の検討に残りの実験計画を進める予定である。概ね実験は終了しつつあり、データの集積・解析・論文執筆へむけて準備を行う予定である。

Causes of Carryover

2018-2020年度に行った実験では、当初に予定していた実験の全てを遂行できたわけではなかったため、使用機材・物品調達などに、費やす金額が比較的抑えられ、次年度使用額が生じた。2021年度に行うことを計画している実験の資材購入や学会発表・論文作成へ使用する予定である。