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2018 Fiscal Year Research-status Report

ポリープ状脈絡膜血管症患者の遺伝子解析を用いた治療選択

Research Project

Project/Area Number 18K16921
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

菊島 渉  山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60791423)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywordsポリープ状脈絡膜血管症 / 光線力学的療法 / 加齢黄斑変性感受性遺伝子 / アフリベルセプト
Outline of Annual Research Achievements

研究計画に則り、当科を受診した未治療のポリープ状脈絡膜血管症(PCV)症例の蓄積を継続中である。すべての該当患者で加齢黄斑変性(AMD)感受性遺伝子の解析を行い、光線力学的療法併用群とアフリベルセプト硝子体注射単独群の2群に分けて治療が行われており、12ヶ月経過した症例が一定数(少なくとも各群20-30例程度)に達した時点で、再発率や視力経過などのデータをまとめる予定である。このため、短期成績としてデータをまとめる時期は2年目になる見込みである。今後も両群50例程度の目標症例数に向け、症例の蓄積とデータの追跡を継続する方針である。短期成績をまとめる際に、各治療群における再発率および再発までの無再発生存期間の比較を行い、再発および生存期間関連因子について、多変量回帰分析を用いて検討する。因子には治療前に測定した主要なAMD感受性遺伝子のいくつかの遺伝子型を含み、ほかに年齢、性別、喫煙率など、既報で指摘された因子を含めて複数検討する。また視力についても同様の回帰分析を行い、視力予後因子について明らかにする。また各治療群間の比較として、1年目の再治療回数と内訳についても比較・検討する。1年目の短期成績で得た結果に基づき、2年目以降についても同様の検討を行い、最終的には3年の経過観察期間を超えた症例を長期成績としてまとめ、論文化の予定である。再発因子・視力予後因子に基づく初期治療の選択の可能性について探求し、遺伝子型を含めた患者ごとの因子に基づく治療戦略について提唱することを最終目標としている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

症例の蓄積は順調に行えているが、紹介患者の数は時期によっても変動があり、目標数に達するかは不明であるため。

Strategy for Future Research Activity

2年目に入り、初回治療から12ヶ月以上経過観察された症例が一定数(各群20例程度)に達した時点で、短期成績をまとめる予定である。また平行して、新規症例の蓄積も継続する方針である。

Causes of Carryover

主に遺伝子解析に用いるTaqMan法の試薬購入費となるが、現状では試薬の不足がなく、次年度以降の新規患者数によっては不足分の追加購入が必要となるため、次年度使用額として計上した。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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