2022 Fiscal Year Annual Research Report
Pathophysiology of serous retinal detachment in central serous chorioretinopathy
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18K16927
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
三木 明子 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10726988)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 網膜色素上皮細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)は、外眼血液網膜関門の破綻、つまり網膜色素上皮細胞(RPE)の細胞間接着異常により黄斑部に漿液性網膜剥離を生じ視力低下をきたす疾患であるが、その分子生物学的機序は不明である。我々はCSCの発症機序について、脈絡膜中大血管がRPEへ機械的ストレスを負荷し、そのためにRPE間の細胞間接着が脆弱化すると考え、細胞間接着に関与しているシグナルとしてHippo経路に着目した。本研究では、RPEにおける機械的ストレスとHippo経路との関係を明らかにすることを目的とした。Hippo経路の分子としてRPE細胞の生存に関わるYAP1に着目し、以下の研究を行なった。 C57/bl6マウスを用いて、YAPの局在を確認し、RPE細胞及び脈絡膜血管に発現することを確認した。次に、ARPE細胞を培養し、タイトジャンクションを形成する時期について、ZO-1、E-cadherin、N-cadherinを用いた免疫染色及びTERにて播種濃度及び培養期間について検討し、タイトジャンクションの形成までの間にYAPの局在が変化する過程を免疫染色を用いて確認した。タイトジャンクション形成前に核内のみに局在したYAPはタイトジャンクション形成とともに、核内及び核外の両方に存在した。 次にYAPをsiRNAを用いて阻害してタイトジャンクション機能に影響を与えるかをFITCデキストラン、TERを用いて検討した。YAPを阻害することにより、対照群と比較して、タイトジャンクション機能が低下していた。
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