2019 Fiscal Year Research-status Report
脈絡膜新生血管成熟と神経終末カルシウムチャネルの関係に立脚した新規治療戦略の樹立
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18K16933
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
岩西 宏樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40784319)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | レーザー誘発脈絡膜新生血管 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスレーザー誘発脈絡膜新生血管の発生から退縮に加え、成熟化にかかわる因子について検討を行った。 本モデルで誘発される脈絡膜新生血管の大きさにばらつきが以前から指摘されており、複数回の検査で統計学的手法を用いた検討がなされるが、その対策として、マウス光干渉断層血管撮影(optical coherence tomography angiography:OCTA)を本研究に導入することで、非侵襲的に同一の新生血管に対する経時的な観察及び評価をおこなうことが望ましいと結論付けた。 ヒトとは異なりマウスは眼底検査をおこなう為の点眼による散瞳処置で、不可逆的は白内障を生じるために、経時的な眼底評価は非常に困難であり、同時に白内障対策も必要な取り組み課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
OCTAを用いることで、非侵襲的に誘発された新生血管を経時的に観察評価する試みに取り組んでいるが、検査によって生じる不可学的な白内障の発生の抑制が非常に困難であり、その対策に時間を要するため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の問題点の克服をし、計画通りに研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
計画が一部遅れたため。
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