2021 Fiscal Year Research-status Report
内因性脂質メディエーターに注目した眼表面疾患の制御
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18K16966
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
岩本 怜 順天堂大学, 医学部, 助教 (10568207)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 脂質メディエーター / 角膜創傷治癒 / 12HHT |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまで、脂質メディエーターが角膜創傷治癒に促進的に働くことを研究してきた(Iwamoto S et al. Sci Rep. 2017)。今回、臨床応用を目指し、患者涙液から脂質メディエーターの抽出を試み、眼表面疾患における脂質メディエーターの役割を探求すべく研究を進めた。しかし、昨今のコロナ禍において、患者のすぐ近くで涙液を採取することはリスクであり、採取したドライアイ症例では涙液の採取に時間がかかり12HHTが検出以下となってしまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨今のコロナ禍において、患者から涙液を採取することはリスクがあり、涙液を抽出できる症例が少なくなってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度はヒトサンプル(涙液)を使用した脂質定量が可能であれば本年度の続きを行いたい。もし難しいようであれば、マウスアレルギー性結膜炎モデルにおける レゾルビン点眼の効果を検証する実験を行いたい。
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Causes of Carryover |
患者から涙液を採取する予定であったが、コロナの影響により思うような臨床サンプルの抽出ができなかった。
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