2020 Fiscal Year Research-status Report
悪性黒色腫における癌関連線維芽細胞のリンパ管内皮細胞への遊走および増殖作用の検討
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18K16992
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
藤川 平四朗 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (80740373)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 悪性黒色腫 / 癌関連線維芽細胞 / リンパ管内皮細胞 / リンパ管新生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は悪性黒色腫症例の切除検体から新たな癌関連線維芽細胞(CAF)および正常線維芽細胞(NAF)のペアを複数樹立できた。これにより活性の低下していたペアに代わり、活性の高いペアを用いることができるようになった。新しいペアを用いたアッセイはまだ行えていない。2020年度に予定していたサイトカインアレイによるリンパ管増殖に関わる因子の同定などは、新型コロナウイルス感染症による研究室閉鎖や海外からの試料の出荷停止などによる進捗状況の遅れにより行えていないため、研究期間を延長し、2021年度に行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により年度の前半は研究室が閉鎖となっていた時期があったこと、また海外からの取り寄せとなる商品の供給停止などが理由で研究の進捗が大幅に遅れており、研究期間の1年延長を申請した。
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Strategy for Future Research Activity |
サイトカインアレイによるリンパ管増殖に関わる因子の同定を行い、同定したサイトカインの阻害剤を用いて増殖が抑制されるかどうかをMTT assayやtube formation assay確認する。同定した物質の免疫染色を行い、組織学的にターゲットとなっている物質の発現を調査する。リンパ管増殖を促進するサイトカインが確定することにより阻害剤の開発、臨床への応用へつなげることが期待される。
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Causes of Carryover |
進捗の大幅な遅れにより研究期間を延長し、当初2020年度に予定されていた研究を2021年度に進めていく。
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