2019 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of function and genetic risk of GPR 141 in periodontal disease
Project/Area Number |
18K17074
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
清水 伸太郎 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (80734235)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 歯周病 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯周炎のGPR141のリガンドや転写因子を調べることで機能について解明することを目的として以下の実験を行っている。 まずTHP1に、P.g LPS、ニコチン刺激を加えたところ、GPR141発現量の低下を認めた。THP1に対しLPS、ニコチン共に0.001、0.01、0.1、1.0μg/mlで濃度を振り分け刺激を加えたところ、1.0μg/mlでの刺激時に最も発現が低下した。またTHP1をLPS、ニコチン共に1.0μg/mlで刺激後、1、4、12、24、48、72、96時間、1週間で発現を確認した。結果としてGPR141の発現量は、刺激後12時間で最も低下した。同様の条件でIL1β及びTNFαでは発現量の上昇を確認している。 GPR141の遺伝子発現と炎症性サイトカインへの影響について調べ、遺伝子の機能を検討することを目的として、SiRNAを使用してGPR141をノックダウンした。GPR141をSiRNAを用いてノックダウンした報告は無く、SiRNAの最適な濃度や時間、条件を検討した。GPR141をノックダウンしたTHP1のmRNAを抽出したところ、GPR141の発現量が少なくとも7割程度は減少していることを確認した。 以上から、IPS刺激を加えたTHP1細胞、GPR141をノックダウンし、LPS刺激を加えたTHP1細胞、コントロールを用いて、マイクロアレイにて網羅的遺伝子解析を行った。現在結果を統計解析中であり、ここまでの結果を論文化することを考えている。
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