2019 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of nobel culture method for stem cell expansion
Project/Area Number |
18K17149
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
原口 拓也 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (20778865)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 細胞培養 |
Outline of Annual Research Achievements |
幹細胞を培養する上で継代を繰り返すと多能性が減弱することは大きな問題となっている。 多能性とは幹細胞が様々な種類の細胞に分化できる能力のことであり、再生医療研究を行う上での重要な要素である。本研究課題では、新規培養法に着目し、多能性を持った細胞を大量に得ることを目的とした。 本研究課題は基盤的な研究内容であり、実用化された際には幅広い研究分野での応用が期待される。 本研究計画では幹細胞の多能性維持と大量培養に着目して研究を行った。 間葉系幹細胞、上皮系幹細胞を用い、新規培養法と既存の培養法で細胞増殖率、多能性の維持について比較を検討している。 これまでに、それぞれの細胞の単離、および培養条件を確立することに成功した。 チタン表面を水熱処理することで細胞培養において影響が起こることが知られており、その効果の確認を行った。 その結果、特定の水熱処理を行ったチタン上で特定の培養条件を用いた際に、細胞増殖効果、細胞接着効果に有利な影響を及ぼすことが明らかになった。
|
Research Products
(2 results)