2020 Fiscal Year Research-status Report
DNAジェリーと間葉系幹細胞シート併用による歯周組織再生療法
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18K17161
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
山本 南奈 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (60736677)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | DNAジェリー / 歯根膜由来間葉系幹細胞 / 細胞シート |
Outline of Annual Research Achievements |
賦形性を付与できるDNAジェリー状スキャフォールドと歯根膜由来間葉系幹細胞シート併用における新しい歯周組織の再生療法を目指している.現在行われている歯周組織再生療法では,適応症はスペースメイキングが可能な垂直性骨吸収のみという制限がある.しか し,我々が開発した賦形性を有するジェリー状DNAスキャフォールドを利用することにより,水平性骨吸収部位にもスペースメイキングを可能にし,歯槽骨を誘導できると考えた.さらに周囲の組織への栄養供給や咬合力の緩衝作用や触圧感覚,そして口腔内細菌からの感染のバリアの役割を担っている歯根膜の再生を誘導するために歯根膜由来の間葉系幹細胞シートを併用することにより,これまで不可能とされてきた水平性骨吸収部位において,健全で機能的な歯周組織の再生を可能とする新規再建システムの開発を目指している.現在はDNAジェリーの作製の方法を確立している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍でコロナ対策のためイレギュラーな業務が入り予定通り研究できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
予定が遅れた分の実験を延長期間に行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で予定通り実験が進まなかったため。
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