2020 Fiscal Year Annual Research Report
Novel treatment and clarifying pathophysiology of BRONJ using cell sheet engineering and next generation sequence
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18K17181
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
貝淵 信之 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50621330)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 薬剤性顎骨壊死 / ビスホスホネート / 抗RANKL抗体製剤 / 間葉系幹細胞 / 細胞シート / 再生医療等製品 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまでに行なったラットでの実験結果をもとに、この治療法を臨床応用へと発展して行くために大動物による移植実験による有効性の確認を行い、非臨床POCの取得を目指した。また、並行して患者から採取した細胞を用いて、臨床研究で使用する移植細胞の選定要件の確立を行うために、次世代シーケン サーを用いた解析を行った。 大動物実験は、あらかじめ抜歯を行い一部無歯顎の顎堤のあるビーグル犬を作製し、さらにゾレドロン酸とデキサメタゾンを投与し、粘膜剥離、顎骨の切削を行 いビスフォスフォネート関連顎骨壊死様モデルの作製を試みた。外科処置1ヶ月後に処置を行なった顎堤に骨露出と周囲粘膜の炎症所見が確認された。治療効果を検討するための移植実験に使用可能なモデルであった。また、同様な処理を行なったビーグル犬に予防的に間葉系幹細胞シートを移植することで、顎骨壊死の 発症を予防できることも確認した。また、細胞シートの移植を行なっていない対照群では、病理組織学的にも骨髄炎の様な所見が得られた。これらの結果は第26 回日本有病者歯科医療学会で報告し、発表優秀賞を受賞、また、第28回日本口腔インプラント学会で報告し、デンツプライシロナ賞を受賞した。さらに、 Regenerative Therapy誌に投稿しパブリッシュされた。また、次世代シーケンサーによる解析は、BRONJ患者6名とヘルシードナー4名の検体を採取し、シーケンスを行った。解析結果について現在、考察中である。今後、その成果を学会および論文にして発表予定である。
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Research Products
(3 results)