2018 Fiscal Year Research-status Report
薬剤関連顎骨壊死に対するテリパラチドの効果についての研究
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18K17204
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
鶴島 弘基 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (30725198)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ビスフォスフォネート / 薬剤関連顎骨壊死 / MRONJ / テリパラチド |
Outline of Annual Research Achievements |
8週齢Wistar系雄性ラットを用いて,BP製剤であるゾレドロン酸(以下ZOL)を週に1度,4週間皮下投与した.その後、両側の下顎骨および大腿骨に対して骨穿孔を行い、骨穿孔部に歯周病原菌であるAggregatibacter(アグリゲイトバクター) actinomycetemcomitans(以下A.a)を凍結乾燥させたもの填入した.その後4週間経過観察行い、BRONモデルを作製した. 作製したBRONモデルラットを、2群に群分けし、TPTD投与群と生理食塩水群を作製、 TPTDまたは同量の生理食塩水を週に3回、4週間投与した、1週間の経過観察ののち、検体の採取を行った. なお、骨採取の10日前および3日前に骨の蛍光標識のためにカルセインを腹腔内投与した. 採取した骨検体から標本を作製し、両群の検体を比較した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新生骨量と、壊死骨量の測定とカルセイン2重染色によるリモデリングの測定まで施行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
非脱灰標本を作製し、破骨細胞の測定。血清中の含まれる、破骨細胞分化因子のRANKL、骨形成マーカーのオステオカルシン、骨吸収マーカーのCTXの測定を行う。
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Causes of Carryover |
次年度は本年度でできなかった標本の免疫染色や、血液検査データの解析を行うために使用する予定である。
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