2020 Fiscal Year Research-status Report
鼻フローモニタリングは静脈内鎮静時の呼吸異常を低減するか:ランダム化比較試験
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18K17206
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
幸塚 裕也 昭和大学, 歯学部, 助教 (50623724)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 静脈内鎮静法 / 呼吸異常 / 鼻内圧測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は前年度の実績を踏まえ、被験者のリクルートを進めデータ取得を進める予定であったが、COVID19感染拡大の影響により、被験者のリクルートを行うことが出来なかった。COVID19の影響は2021年度も継続することが予想されるため、科研費による研究計画を1年間延長した。その上で研究計画を一部修正し、研究代表者所属機関内での研究倫理審査委員会の審査を受け2020年度中に承認を受けた。 具体的な変更点は以下に挙げる点である。 1、被験者のリクルートが困難になることが予想されるため、主要評価項目を無呼吸が10回/時間以上になる割合に限定し、研究デザインをNon-OSA群とMild-OSA群との比較とせず、Non-OSA群のみで介入群と非介入群の比較を行うこととすることで、サンプルサイズを92例から52例に縮小した。2,HSAT装置を貸し出す際に被験者が病院へ来院することによる感染リスクを低減するため、睡眠検査を外部検査機関に委託することで自宅にHSAT装置が郵送されるシステムに変更した。3,上記の変更に伴い消耗品の使用数は減少するが、睡眠検査の外部委託にかかる費用に充てる。4,昭和大学歯科病院単独での研究から、昭和大学江東豊洲病院を含む複数施設による研究に変更することで、広く被験者をリクルートする。 これらの計画修正により、被験者の感染対策に配慮しつつ、2021年度内にデータ取得が可能となる見込みである。データ収集後、解析を行い成果発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID19感染拡大の影響により、被験者のリクルートが困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の所属機関内での勤務先変更に伴い、すでに承認を得た倫理研究申請の修正を進めている。変更申請が承認され次第被験者リクルートを開始し、年度内のデータ取得を目指している。半数程度のデータが取得できた段階で中間報告を行う予定である。
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Causes of Carryover |
COVID19感染拡大の影響により、データ取得と研究発表が実施できなかったため。
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