2018 Fiscal Year Annual Research Report
The critical role of metabolic pathways in Aging
Project/Area Number |
18K17208
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
藤田 裕 日本大学, 松戸歯学部, 助手(専任扱) (80782284)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | FGF21 / FGF23 / DEC1 / 網羅的遺伝子発現解析 / 3ヶ月齢マウス / 24ヶ月齢マウス / リアルタイムPCR法 / 免疫組織化学染色 |
Outline of Annual Research Achievements |
肝臓の代謝に関係する繊維芽細胞成長因子FGF21及びFGF23について老化関連因子DEC1をノックアウトさせたマウスを用いた遺伝子発現解析を行った。3ヶ月齢のマウスと24ヶ月齢のコントロールマウスおよびDEC1ノックアウトさせたマウスの肝臓を採取して網羅的遺伝子発現解析(IPA解析)を行った。DEC1ノックアウトマウスにおいて繊維芽細胞成長因子である,FGF21及びFGF23の発現が増加していることを確認できた。さらにリアルタイムPCR法を用いて遺伝子発現解析を行ったところ,24ヶ月齢のコントロールマウスおよび24ヶ月齢のDEC1ノックアウトさせたマウスを比較してDEC1ノックアウトマウスのFGF21およびFGF23の発現が増加敷いていることが明らかになった。さらに我々は,肝臓におけるFGFの発現の局在を確認するため,同様に3ヶ月齢のマウスと24ヶ月齢のコントロールマウスおよびDEC1ノックアウトさせたマウスの肝臓の切片を用いて,免疫組織化学的染色を行った。その結果,24ヶ月齢のコントロールマウスおよび24ヶ月齢のDEC1ノックアウトさせたマウスを比較してDEC1ノックアウトマウスのFGF21およびFGF23の発現が増加敷いていることが明らかになった。これらの結果,DEC1ノックアウトマウスにおいてFGF21及びFGF23の発現が増加したことから,DEC1が繊維芽細胞増加因子の発現増加において関係があるということが明らかになった。
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