2020 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the growth and metastasis mechanism of oral squamous cell carcinoma by tumor-associating macrophages
Project/Area Number |
18K17218
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
久保田 恵吾 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50800835)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 腫瘍関連マクロファージ / 腫瘍免疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、主にEGFの中和抗体を使用した細胞レベルの実験を行なった。TAMが分泌するEGFと、腫瘍細胞に発現するERFRに着目した。CD163、CD204、CD206と各TAMsの培地を抽出し腫瘍細胞をそれぞれ培養する実験系で、EGFR中和抗体を用いたところHSC-2細胞の増殖・浸潤能は最もCD206培地抽出液を用いたHSC-2細胞が抑えられた。よって、口腔扁平上皮癌細胞とTAMsはCD206発現するTAMsが、最もEGF(TAMs)-EGFR(HSC-2)に関与することを明らかにした。 初年度に検討を進めた CD206 のOSCCにおける局所発現を発現細胞に関して、臨床病理学的にも CD206 細胞が多い場合は、PFS 及び DSS ともに有意差を認めており、今回の基礎データを支持するものであった。 本研究結果は、 scientific reports に 2019 「CD206+ tumor-associated macrophages promote proliferation and invasion in oral squamous cell carcinoma via EGF production」として公開された。
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Research Products
(1 results)