2019 Fiscal Year Annual Research Report
GLP-1 receptor inhibitor impedes lipopolysaccharide-induced osteoclast formation and bone resorption.
Project/Area Number |
18K17242
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石田 匡彦 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (80770891)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 破骨細胞 / 糖尿病製剤 / 矯正学的歯の移動 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、高齢化に伴い、歯科矯正領域においても様々な生活習慣病を有する患者が増加している。糖尿病は生活習慣病の代表的なものの一つである。近年、新しい糖尿病治療薬としてGLP-1受容体作動薬を含むインクレチン関連糖尿病薬を使用する患者が増加している。このインクレチン関連糖尿病薬は副作用が少ないことが挙げられる。さらにTNF-αの作用を抑制することが報告されている。歯科矯正領域では矯正学的歯の移動において、圧迫側の破骨細胞形成にTNF-αが関与していることが報告されている。このことからインクレチン関連糖尿病薬を使用している糖尿病患者において、矯正学的歯の移動に影響が出ることが考えられる。矯正学的歯の移動において、圧迫側の破骨細胞形成にTNF-αが関与していることが報告されている。このことからインクレチン関連糖尿病薬を使用している糖尿病患者において、矯正学的歯の移動に影響が出ることが容 易に考えられる。現在、歯科矯正領域において糖尿病を有する患者に対する治療のメカニズムは解明されていないのが現状であり、解明は急務な課題である。糖尿病治療患者に対する矯正学的歯の移動のメカニズムを解明できれば、矯正歯科医療分野に与える波及効果は極めて大きい。 本実験では現在インクレチン関連糖尿病薬を用いて予備実験にて試薬の調整を行っている段階である。マウスの頭蓋骨へLPSと同時に注射し、破骨細胞をTRAP染色し破骨細胞形 成への影響を観察する。また、頭蓋骨よりRNAを採取し、リアルタイムPCRにてRANKL、TNF-αの発現を生化学的な実験を行っている。 現在までにインクレチン関連糖尿病薬はLPSが引き起こす破骨細胞形成を抑制的に働かせる作用が認められている。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] DPP-4 inhibitor impedes lipopolysaccharide-induced osteoclast formation and bone resorption in vivo.2019
Author(s)
Ishida M, Shen WR, Kimura K, Kishikawa A, Shima K, Ogawa S, Qi J, Ohori F, Noguchi T, Marahleh A, Kitaura H.
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Journal Title
Biomedicine & Pharmacotherapy
Volume: 109
Pages: 242-253
DOI
Peer Reviewed / Open Access