2018 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of reduced root resorption inhibited by GSK-3beta that targeted hyalinization and recalcification.
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18K17263
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
有田 光太郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (50781639)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 歯根吸収 / リチウム / LiCl / GSK-3β / 矯正力 |
Outline of Annual Research Achievements |
Wistar系ラット雄(10週齢)に、GSK-3β阻害剤(リチウム)の濃度(0.32mM/kg, 0.64mM/kg, 1.28mM/kg)を変化させて腹腔注射を行った。ラットの上顎第1大臼歯-切歯間に10g矯正装置(ニッケルチタニウム製クローズドコイルスプリング)を装着し、上顎第1大臼歯を近心に14日間牽引した。咬合力を排除するために、第1臼歯以外の歯は光重合レジンを築造した。矯正力による歯の移動後に、小動物用マイクロCTおよび走査査型顕微鏡撮影を行い、歯根吸収の抑制効果を解析した。歯の移動量はリチウムの投与量に依存して少なくなった。コントロールでは0.55±0.08mmであったのに対し、リチウム投与量が0.32mM/kgで0.45±0.12mm、0.64mM/kgで0.35±0.07mm、1.28mM/kgで0.32±0.13mmであった。 矯正力をかけて3日と7日に4%パラホルムアルデヒドで灌流固定を行い、一晩浸漬後に、10%EDTAで攪拌機を用いて、4℃で30日間脱灰した。週に一度脱灰液を交換した。エチルアルコール/キシレン脱水後に、パラフィン包埋し、厚さ3µmの組織標本を作成した。切片は軸位で作成した。HE染色で硝子様変性部位を確認し、該当部位切片を用いてTUNNEL染色を行った。その結果、TUNNEL陽性細胞は検出されなかった。陽性コントロールとして精巣を用いたがTUNEL染色は明瞭ではなかったものの陽性細胞は検出された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験系は特に支障なく進んでいる。TUNEL陽性細胞の検出は、現在のところ陰性であるが、進行は計画通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞死の検出のためにTUNEL染色を行ったが、陰性の結果であった。そのために、矯正力負荷時間の検討と固定方法の確認を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度末に購入予定の物品(実験動物、試薬、等)が間に合わず、次年度に移行したために次年度使用額が発生したが、研究の遂行上は全く問題ない。
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