2018 Fiscal Year Research-status Report
大規模データを用いた高齢者リハビリテーションにおけるエビデンス診療ギャップの解明
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18K17317
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大寺 祥佑 京都大学, 医学研究科, 助教 (20751720)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | リハビリテーション / エビデンス診療ギャップ / 大規模データ |
Outline of Annual Research Achievements |
科学的根拠が確立している診療やケアであっても、実際には患者に十分提供されていないことが複数の診療領域で報告されている。この問題はエビデンス診療ギャップと呼ばれ、リハビリテーション分野においても存在する可能性がある。しかしその実態やギャップが生じる要因については明らかになっていない。近年、情報通信技術の発展により大量のデータの分析が可能となり、医学研究においてもその利活用が期待されている。日本においては130億件を超えるレセプト情報等を全国から収集、格納したレセプト情報・特定健診等データベース(NDB)があり、診療の実態を把握するのに大変役立つと考えられる。本研究の目的はNDBを用いてリハビリテーションのエビデンス診療ギャップとその発生要因を明らかにすることである。 2018年度はNDBをにて利用するための申出を厚生労働省に行い承諾を得た。同時にデータ抽出およびデータ成形のためのプログラム開発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ利用の承諾と同時にプログラム開発を行い、期間内に研究を完遂できる見込みが得られたため
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中にデータ解析を完了し成果を論文にて公表する予定である。
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