2020 Fiscal Year Research-status Report
妊娠初期の母親の炭水化物摂取状況が出生後の児の発育に及ぼす影響の検討
Project/Area Number |
18K17375
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
秋山 有佳 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (30790175)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 妊娠初期 / 母親 / 炭水化物摂取状況 / 発育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、山梨大学大学院社会医学講座と山梨県甲州市とが1988年より開始し、現在も継続中である共同研究、母子保健長期縦断調査(甲州プロジェクト)を用い、妊娠初期の母親の炭水化物の摂取状況が、出生後の児の発育に及ぼす影響を明らかにすることである。 研究実施3年目である本年度は、現在使用されている調査票の食事調査についての情報量が少ないため、より詳細な食事調査の方法を検討し、甲州市と協議してきた。何度か協議し、方向性が詰まってきたところで新型コロナウイルス感染が蔓延し始めたため、協議および実施が難しくなった。さらに研究代表者が産前産後休暇および育児休暇に入ってしまったため、研究の進捗が遅れている。 しかしながら、妊婦の食生活は胎児の発育や出生後の児の成長にも影響することから、本研究で明らかにしたい母親の妊娠中の炭水化物摂取状況と出生後の発達・発育との関連をみていくことは意義のある研究であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
食事調査についての情報量が少ないため、より詳細な食事調査の方法を検討し、甲州市と協議してきた。しかし、何度か協議し、方向性が詰まってきたところで新型コロナウイルス感染が蔓延し始めたため、協議および実施が難しくなった。さらに研究代表者が産前産後休暇および育児休暇に入ってしまったため、研究の進捗が遅れてしまった。復帰後、調査実施にむけて再度協議を試みる。
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Strategy for Future Research Activity |
調査実施に向けて甲州市との協議を再開し、新型コロナウイルスの状況を鑑みながら実施の可能性を検討する。また、データ分析については、母親の炭水化物摂取状況と児の身長や発育状況との関連について検討していき、その結果を学会で発表、さらに論文化を目指す。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、本年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延、および研究代表者が産前産後休暇、および育児休暇を取得し、研究の進捗が遅れたためである。来年度は、甲州市との協議を再開し、詳細な食事調査等の実施に向けて消耗品や実施費用が増える予定である。
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