2019 Fiscal Year Research-status Report
一般住民女性における血糖変動と認知機能および潜在性動脈硬化の関連
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18K17379
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
宮澤 伊都子 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (20649305)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 血糖変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)調査の実施: 実施中のSESSA-WOMEN研究にリブレProを用いた検査およびGA・1.5AG測定を引き続き実施している。リブレProを用いた検査について、センサーはコホート調査最終日に装着し、約1週間の記録を行っている。本年度は93名の検査が終了した。これまでの累計では延べ135名の検査が終了した。GA・1.5AGについてはSESSA-WOMEN研究初日の採血検査時に同時に実施し、本年度は95名の検査が終了し、研究開始時から延べ140名の検査が終了した。
2)データ収集: 対象者よりセンサーを回収後、リーダーにより血糖日内変動データを収集し、対象者個別にデータセットを作成している。1週間の測定記録のうち、安定してデータを取得できる5日間を分析用のデータセットとしている。測定を実施しても、データが5日分得られなかった例もあり、現在作成できているデータセットは約120である。 GA・1.5AGについては検査値をリブレProとは別の電子データとして管理しており、延べ140名の検査が終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年3月以降、本研究の基盤となっているSESSA-WOMEN研究のコホート調査は中止を余儀なくされている。そのため新規対象者の登録が中断している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きリブレProを用いて血糖変動の測定、GA・1.5AGの測定を行う。得られた結果より対象者個別のデータセットを作成する。 全ての対象者の測定が終了すれば、血糖日内変動結果のデータベースを作成し、本コホートのデータベースと突合する。GA・1.5AGも同様に突合し、血糖変動と ①認知機能検査 (MoCAスコア) ② 大脳白質病変容積および大脳萎縮、③ 潜在性動脈硬化性指標 (無症候性脳血管障害・冠動脈石灰化・頚動脈硬化)、④ 血糖関連指標 (HbA1c・空腹時血糖・ GA・1.5AG)の関連についての横断的分析を行う。これらの分析は、適宜、交絡因子を補正した多変量解析を用いて実施する。 ただし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年3月以降のコホート調査は中止を余儀なくされている。2020年6月現在も中止のままであり、コホート調査の実施ができていない。調査再開の目処が立たない場合は、研究期間の繰り越しも検討している。
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Causes of Carryover |
2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、本研究の基盤となっている疫学フィールド調査が中断している。そのため対象者の新規登録がなくなり、検査件数が0となっている。
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