2021 Fiscal Year Research-status Report
一般住民女性における血糖変動と認知機能および潜在性動脈硬化の関連
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18K17379
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
宮澤 伊都子 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (20649305)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 血糖変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)調査の実施 前年度に引き続き、SESSA-WOMEN研究において、リブレProを用いて持続血糖モニター検査およびGA、1.5AGの測定を行った。持続血糖モニター検査はリブレProセンサーを調査最終日に対象者の上腕部に装着し、1週間の記録を行っている。記録が終了したら、対象者は郵送にてセンサーを事務局に返送していただくこととした。本年度は93人の検査が終了し、累計272人となった。GA・1.5AGの測定は末梢血を用いて行い、本年度は97人の検査が終了し、累計282人となった。
2)データ収集とデータセットの作成 対象者よりリブレProセンサーを回収後、リーダーにより血糖日内変動データを収集し、対象者個別にデータセットを作成している。1週間の測定記録よりデータの不安定な初日と2日目のデータを省き、5日間のデータを分析用のデータセットとして作成しているが、5日間のデータがきちんと測定できていないものもあったため、分析用のデータセットとして有効であったのは本年度は85人であった。累計では延べ243人となっている。GA、1.5AGについては検査値をリブレProとは別の電子データとして管理しており、延べ282人のデータを管理している。これらのデータには研究用のIDが付与されており、匿名化されたデータとして管理されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年3月~10月まで、本研究の基盤となっているSESSA-WOMEN研究のコホート調査が中止となった影響を受け、本年度もやや研究が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きリブレProを用いて血糖変動の測定、GA・1.5AGの測定を行う。得られた結果より対象者個別のデータセットを作成する。 全ての対象者の測定が終了後、血糖日内変動結果のデータベースを作成し、本コホートのデータベースと突合する。GA・1.5AGも同様に突合する。 分析計画:血糖変動と①認知機能検査 (MoCAスコア)② 大脳白質病変容積および大脳萎縮、③ 潜在性動脈硬化性指標 (無症候性脳血管障害・冠動脈石灰化・頚動脈硬化)、④ 血糖関連指標 (HbA1c・空腹時血糖・GA・1.5AG)の関連についての横断的分析を行う。これらの分析は、適宜、交絡因子を補正した多変量解析を用いて実施する。
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Causes of Carryover |
2020年3月から10月に、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、本研究の基盤となっている疫学調査が中断していた。現在は調査が再開されているが、対象者の新規登録が遅れたたため、次年度にも研究を延長することとした。
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