2018 Fiscal Year Research-status Report
2型糖尿病発症とインスリン初期分泌低下への自律神経機能の影響に関するコホート研究
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18K17399
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
角谷 美樹 兵庫医科大学, 糖尿病・内分泌・代謝内科, 助教 (00814427)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | インスリン初期分泌能 / 自律神経障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
耐糖能異常の175名において、自律神経機能の指標であるSDNNがインスリン初期分泌能の指標であるBIGTT-AIRと有意に相関しており、年齢、性別、BMI、HbA1cで調整後も有意な関連因子であることを示し、糖尿病学術総会で発表した。さらに、レプチンはBIGTT-AIRと有意な相関関係をみとめるが、レプチンで調整後もSDNNはBIGTT-AIRの有意な関連因子となっており、レプチンおよびレプチン抵抗性が、自律神経機能とインスリン初期分泌の関連において一寄与因子になっていることが考えられた。この結果を論文にまとめ、投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
横断研究の結果について現在、論文投稿中である。また、症例数を増やして、横断研究、追跡研究を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
症例数を増やして横断研究、追跡研究を行い、その結果を論文化する予定である。
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Causes of Carryover |
アクティブトレーサー、物品の一括購入により予定額より低い額で購入できたため、次年度使用額が発生した。翌年度分の助成金とあわせて、追跡研究の論文投稿費用にあてる計画である。
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