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2018 Fiscal Year Research-status Report

低所得世帯への野菜・果物無償提供は血圧を低下させるか:無作為化比較パイロット試験

Research Project

Project/Area Number 18K17403
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

佐藤 敦  福岡大学, 医学部, 助教 (60816263)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2020-03-31
Keywords野菜 / 血圧 / 介入研究 / 世帯所得
Outline of Annual Research Achievements

1年目である2018年度は調査環境の確立に重点を置いた。調査対象者を募集するフィールドとして、当研究室で進行中の「福岡動脈硬化疫学研究(Fukuoka Epidemiologic STudy of Atherosclerosis: FESTA)」を検討した。同研究は福岡県那珂川市の特定健診に参加した40歳以上男女を対象にCT検査による冠動脈石灰化の調査等を実施するものである。この調査に付随して申請者の研究である「低所得者に野菜果物を無償提供する介入研究」の対象者リクルート実施可能性を検討したが、市より事前に健診受診者の所得に関する情報を得るのが不可能であり、低所得者のみを抽出するのが極めて困難という結論に至った。したがって、フィールドを再検討することとなり、現在、研究協力者と議論し、地域(非都市部)のスーパーマーケットのパート従業員をリクルートできないか検討中である。実際に現地の職員とも会議を開始しており、早期に介入の開始が可能と考えられる。介入に用いる野菜・果物の提供について、フィールドから近距離の業者を複数検討中であり、実際に会議を実施している。申請者の研究では尿中電解質測定のために蓄尿容器を使用するが、その容器についても業者との契約が近日中に完了する見込みである。フィールドが正式に決定し次第すみやかに研究を実施できるよう、関係各所との調整や倫理申請の準備を進めている。予定対象者100名のうち、2018年度は20名のリクルートを計画していたが、フィールド決定の遅れにより2019年度に持ち越しとなった。2019年度は100名すべての調査を完了する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究を実施するフィールドの選定に時間を要しており、予定していた20名のリクルートができなかったため「やや遅れている」とした。野菜・果物提供業者、および使用機材の調達はほぼ完了している。2019年度内に予定対象者100名をすべてリクルートし研究を完了する。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は早期に研究実施フィールドを決定し、対象者100名のリクルートおよび介入を実施する。具体的には7月より月20名ずつリクルートし、介入群への野菜・果物提供を実施する。11月までに100名の調査を終了し、12月より結果をまとめ論文の作成を開始する。

Causes of Carryover

2018年度は予定対象者数100名中20名をリクルートし介入実施する計画であったが、フィールドの選定に時間を要しており、まだ実施できていないため研究費の繰り越しが生じた。2019年度は未完の20名を含む100名全員の調査を実施する予定である。

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Published: 2019-12-27  

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