2020 Fiscal Year Research-status Report
妊娠糖尿病既往女性における産後の体重変化と糖尿病発症抑制の評価
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18K17408
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Research Institution | National Center for Child Health and Development |
Principal Investigator |
川崎 麻紀 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 政策科学研究部, 非常勤医師 (00747488)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 肥満 / 妊娠糖尿病 / 体重 / 産後 / 糖尿病発症予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
妊娠糖尿病(Gestational Diabetes Mellitus)は、将来の2型糖尿病発症の高リスク因子であり、中でも妊娠前肥満はリスク因子である。海外においては、妊娠前肥満の有無に関わらず、産後の体重増加が大きいことは、産後糖尿病発症の独立したリスク因子である。しかし、我が国においては、産後の体重の推移を含めた報告は限られている。GDM女性において産後糖尿病発症予防のために、産後の体重増加をいかにコントロールするかを授乳との関係を含めて明らかにすること、さらに減量や行動変容の障害となっている因子を探索的に明らかにすることを本研究の主な目的とした。本年度は、妊娠糖尿病と診断された女性53名に対して、産後3か月から産後1年までの介入プログラムを施行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、妊娠糖尿病と診断された女性に対して、産後3か月から産後1年までの介入プログラムを施行した。COVID-19の影響もあり来院が難しいケースもあり、当初の予定よりやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
作成した産後1年までの介入プログラムの施行を継続し、産後1年時点でのデータを収集する。妊娠前BMI別に産後1年までの体重変化、産後1年での糖尿病発症率、耐糖能異常発症率を検討する。さらに、減量や行動変容の障害となっている因子を探索的に検討する。
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Causes of Carryover |
令和3年度使用予定のため。
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