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2018 Fiscal Year Research-status Report

急性期病院の転倒ハイリスク患者の離床行動を予測する非接触型見守りシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 18K17428
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

宮本 まゆみ  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (80551746)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords入院患者 / 転倒予防 / 夜間 / 離床 / 行動 / 定量化 / システム
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,入院患者の夜間の転倒を防ぐために,患者の離床行動ベッド上の動きを捉え,離床に繋がる行動を早期に検出するシステムの開発を行い,健康な人を対象とした予備試験を経て,臨床現場での実用化に向けて有用性を検証することを目指している。このシステムには,患者の療養環境に支障をきたさないよう小型サイズのコンピュータを用いている。床頭台や病室の隅など目立たないところに設置することができる非接触型のシステムである。
2018年度は,主に以下について実施した。まず,人物を認識し,人の動きを検知するためのプログラム作成に取り組んだ。人の上半身の骨格を認識することで起き上がり動作を検出する方法を試みたが,寝具で覆われた部分は検知が困難であり,寝具から身体が出てからでは離床行動を早期に検知することは難しかった。そこで,人物の認識ではなく,人やモノの移動量から対象者の離床行動を検知するプログラムに切り替え,ベッド上の人の動きを定量的に測定することができるようにした。さらに,移動量の測定範囲を調整する機能を組み込み,一定の移動量以上の動作のみを選択的に検出することができるようにした。
試作品を用いて試行したところ,ベッド上の人の動きを検出・記録できることが確認できた。その後,夜間のベッド上での動きの中から離床に繋がる動きを選択して検出するために,寝返りや離床行動などの動作による移動量が解析できるよう画像データのプログラムの修正を行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ベッド上の人の動きを検知するために,まず人を認識するプログラムを検討したが,人物や骨格の認識が困難な状況が発生したため,定量的な評価を用いる方向に切り替えた。このシステムにより,人の動きを定量的に評価することが可能であることは確認できている。

Strategy for Future Research Activity

解析プログラムの修正ができ次第,健康な人を対象とした予備試験の実施に向けて倫理審査を受ける予定である。

Causes of Carryover

2018年度は国際学会への参加が叶わなかった。2019年度は,国際学会へ参加し,研究成果を発表する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 入院患者の夜間離床行動に影響を及ぼす要因の検討 ―排尿動態からの考察―2019

    • Author(s)
      宮本まゆみ、佐藤和子、坂根可奈子、福間美紀、津本優子、内田宏美
    • Organizer
      日本看護研究学会中国四国地方会第32回学術集会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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